中國の調(diào)査會(huì)社、群智諮詢（シグマインテル）はこのほど、2016年の中國ブランド（中國6大ブランドとLeTV（楽視））のカラーテレビ出荷臺(tái)數(shù)は前年比15%増の8360萬臺(tái)に上るとの予測を示した。前年を1000萬臺(tái)上回る規(guī)模で、韓國ブランドを抜いて、初めて世界首位に躍り出る見通しだとしている。

これに対し、韓國ブランドは海外市場で伸び悩み、市場開拓も苦戦。16年の出荷臺(tái)數(shù)は前年比で約3％低下する見通し。一方、注意したいのは、拡大が続き、競爭が激化している中國國內(nèi)市場に対し、海外の新興市場は未だ多くが液晶テレビの普及期にある點(diǎn)だ。

『毎日経済新聞』によると、これまで國內(nèi)テレビメーカーなどを含む大方の予測では、國內(nèi)カラーテレビ市場はここ數(shù)年、緩やかな拡大が続いていたが、年內(nèi)に驚異的に伸びるがみられるとしていた。群智諮詢は、16年の中國6大ブランドとLeTV（楽視）を合わせた國內(nèi)市場での出荷臺(tái)數(shù)は前年比12.5％増の約5120萬臺(tái)に上ると予測した。

市場急拡大の理由について群智諮詢は次のように説明する。　「1つは、國內(nèi)では概ね2008～13年の間に液晶テレビの普及期を迎えたため。當(dāng)時(shí)は「家電下郷」と呼ばれる農(nóng)村向けの家電販売促進(jìn)策や、買い替え促進(jìn)策、省エネ家電向け補(bǔ)助金制度の3つの政策が奏功し、消費(fèi)者にブラウン管（CRT）の買い替えを促した。それから6年経ち、中國市場は今、本格的な液晶テレビの買い替え時(shí)期に入っている。あと、川上の液晶パネル価格の低迷で、テレビメーカーにとっては有利に働いたことだ」。