|
米カーネギー財団のサイトに、「現(xiàn)在の國際情勢下における中國経済の展望」（作者：世界銀行のルイス?クイジス駐北京エコノミスト）と題した文章が掲載された。
中國経済の方向性を完全に捉えることはまだできない
中國経済の方向性を完全に捉えるのは現(xiàn)段階では難しい。世界の需要が低下し、輸出は深刻な狀態(tài)にある。一方では大規(guī)模な景気対策が経済活動と意欲を刺激し、投資速度を加速化させている。依然軟調(diào)で、かつはっきりしない國際情勢下で、2009年第1四半期、中國経済は引き続きゆっくりした後退を見せた。しかし、拡張的財政政策と通貨政策は2008年11月以降、成長を促している。2009年1～5月、銀行貸付は著しく増加し、中でも刺激計(jì)畫関連の貸付が多くを占めた。
需要源を見てみると、複雑であることがわかる。政府の影響を受けた投資、特にインフラ施設(shè)部門の投資は包括的刺激計(jì)畫の恩恵を受け、急速に増加した。市場に基づく投資は引き続き減少し、特に輸出企業(yè)において輸出、利益、遊休生産能力見通しの不確実性を反映している。2009年初め、住宅販売は正常まで回復(fù)した。現(xiàn)時點(diǎn)で消費(fèi)狀況も良好である。全體的に、苦難に満ちる國際情勢下で、2009年4～5月の経済には依然として著しい成長が見られる。
以前の経済成長率に回復(fù)する可能性は低い
刺激政策により、依然低迷を続ける國際情勢下でも中國は成長を続けている。しかし、中國の実體経済はすでに世界経済にかなり溶け込んでいるため、中國の成長と世界の成長の差は限られている。政府の影響を受けた支出は國內(nèi)需要のわずか3分の1にすぎず、現(xiàn)在の國際情勢下で、製造業(yè)の成長、市場に基づく投資の短期的な見通しは暗く、政府の影響を受けた投資の急増が中國全體に急速な回復(fù)をもたらす可能性は低い。中國経済は大きく成長するだろうが、世界経済が回復(fù)を迎える前に、中國の経済成長が以前のような2ケタ増となる可能性は低いと言える。
政府の影響を受けた多くの投資は2009年の成長を支えることになるが、市場に基づく投資は年內(nèi)に力を発揮できないだろう。世界経済成長の見通しはまだはっきりしておらず、中國と世界その他の地域の遊休生産能力は生産者物価指數(shù)（PPI）と利益形成に下降圧力をかける。中期においては、今後10年の輸出増加はこれまでの10年より速度がかなり落ちる可能性がある。それほど深刻でないとしても、この點(diǎn)は注意すべきである。政府が成長モデルを転換できれば、國內(nèi)需要は増加し、特に消費(fèi)は中期的に大きな伸びが期待できる。
|
