中國の習(xí)近平國家主席は昨日、中國を訪問中のカナダのトルドー首相と會談した。トルドー首相は中國共産黨第19回全國代表大會（第19回黨大會）閉幕後、米國のトランプ大統(tǒng)領(lǐng)に続き訪中した西側(cè)大國の首脳だ。トルドー首相は就任から2年間で2回訪中している。ハーパー前首相の時代に、両國関係は極端に冷え込んだことがある。トルドー首相の訪中は経済?貿(mào)易の方に焦點を絞った。両國が自由貿(mào)易協(xié)定の交渉開始を宣言するかが注目されている。

　今年11月、アジア太平洋経済協(xié)力會議（APEC）非公式首脳會議がベトナムで開かれた。日本の安倍晉三首相は、環(huán)太平洋経済連攜協(xié)定（TPP）を救おうと力を盡くした。トランプ大統(tǒng)領(lǐng)が離脫を宣言したことで、TPPは崩壊しようとしている。しかし安倍首相は北米のもう一人の「壊し屋」、トルドー首相が現(xiàn)れることを予想もしなかった。トルドー首相は前日の交渉結(jié)果に不満を持ち、TPP參加國首脳會談に欠席した。安倍首相はやむなく會議の「延期」を宣言したが、実際には交渉中斷を宣告した。日本テレビは5日、先月にベトナムで演じられた一幕を振り返った。朝日新聞はカナダと中國の食い違いを強調(diào)したいのか、同日「トルドー氏：中國との自由貿(mào)易協(xié)定はカナダの価値を反映する」と題した記事を掲載した。

　日本関西地方の教授（國際関係學(xué)）は5日、環(huán)球時報の記者に対して「カナダが中國との協(xié)力を最優(yōu)先し、TPPの調(diào)印を回避もしくは延期するならば、安倍政権にとっては悪い情報だ。米國やカナダなど経済?市場規(guī)模を持つ國が加わらなければ、日本がTPPを推進した當(dāng)時に求めていた、最大?最先端の経済圏內(nèi)で日本の景気を回復(fù)するという目標(biāo)から遠く離れるからだ。日本が手にする利益は大幅に縮小し、TPPの影響力も大幅に低下し、中國が推進する各種経済協(xié)力の比ではなくなる。私が安倍首相ならばTPPの推進を停止し、中國と特殊関稅などの協(xié)力枠組みを構(gòu)築しようとするだろう」と述べた。

「中國網(wǎng)日本語版（チャイナネット）」　2017年12月6日