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新疆の烏魯木斉（ウルムチ）で7月5日、暴力事件が発生した。それからまもない29日、暴力事件を外から操っていたラビアは日本でその立場(chǎng)を主張し、中國(guó)政府への攻撃を行った。「人民日?qǐng)?bào)海外版」が伝えた。

中國(guó)政府の事前交渉にもかかわらず、日本側(cè)は、ラビアの訪日を許した。自民黨の執(zhí)政者は2000年以來(lái)、福田內(nèi)閣の時(shí)期を除いて、李登輝やダライの訪日を再三にわたって許し、中國(guó)側(cè)の不満を呼んでいた。今回、日本外務(wù)省がラビア入國(guó)を許したことで、中日間には再び摩擦が起こり、中國(guó)のネット利用者からも非難の聲が上がった。日本側(cè)は、中國(guó)側(cè)の交渉は恒例の行事としか考えず、両國(guó)関係への影響はないと考えていたのだ。

李登輝?ダライ?ラビアは中國(guó)分裂を目指しており、それぞれ臺(tái)灣?西蔵（チベット）?新疆の獨(dú)立勢(shì)力を代表している。日本政府がそのことを知らないはずがない。日本政府が彼らの入國(guó)を許し、彼らが日本で中國(guó)分裂活動(dòng)に従事することを許すことは、中國(guó)に対する日本の民衆(zhòng)の誤解を深めることにつながる。このことは、中日両國(guó)の政治的信頼の構(gòu)築に不利益であると同時(shí)に、両國(guó)民衆(zhòng)の感情の改善を阻害することでもある。中國(guó)政府は、「自國(guó)の民族団結(jié)と社會(huì)的安定の維持」と「中日関係の改善と健全な発展」という2つの大局から出発し、日本側(cè)への忠告を行った。

烏魯木斉で起こった暴力事件は、中國(guó)人に大きな公憤を起こさせた。ラビアの訪日目的は、引き続きデマを伝えて中國(guó)政府を攻撃し、暴力犯罪の責(zé)任を逃れることだ。日本當(dāng)局がラビア入國(guó)を認(rèn)可したことは、中國(guó)での日本のイメージを損ない、日本が重ねてきた対中外交の成果を大きく損なった。日本を分裂しようとする人を中國(guó)が入境させ、日本に反対する活動(dòng)に従事したとすれば、日本人はどのように感じるのだろうか。ラビアの側(cè)に立っている一部の日本人は、この暴力事件による犠牲者の家族の気持ちを考えたことはないのではないだろうか。

日本外務(wù)省によると、ラビアの訪日は民間の招きによるものであり、政府がその入國(guó)を拒絶することはできない。中國(guó)人にしてみれば、「民間」という言葉を持ち出せば、「民間」という包裝がしてあれば、中國(guó)に反対するどんな活動(dòng)が日本で行われてもいいということのように聞こえる。日本當(dāng)局が暴力事件の深刻さに気付き、両國(guó)関係がやっと改善してきたところだという大局を考えれば、このようなトラブルを引き起こす者の入境を拒むということもできないことではなかったはずだ。日本の高級(jí)ホテルの一部には、「やくざ?右翼団體の関係者の宿泊、ホテル內(nèi)での政治活動(dòng)はお斷りしています」という規(guī)定がある。社會(huì)的秩序をこれほど重視する日本は、この問(wèn)題での中國(guó)の立場(chǎng)を理解してしかるべきだろう。

筆者は、今年4月に出版した「現(xiàn)代中國(guó)の対外関係」の中で、「『チベット獨(dú)立』や『新疆獨(dú)立』などの中國(guó)內(nèi)外の民族分裂勢(shì)力が中日関係に関係し、『人権問(wèn)題』を作り出していることには十分注意しなければならない」と書いた。暴力事件は、中國(guó)公民の生命の安全を直接的におびやかすもので、中國(guó)國(guó)民の間に強(qiáng)烈な不満と反対を呼び起こしている。隣國(guó)である日本はいかなるテロリズムにも反対との立場(chǎng)を示して初めて、中日間の戦略的互恵関係に合致することができる。日本の政府とメディアが中國(guó)政府の正義の行動(dòng)を「鎮(zhèn)圧」もしくは「人権侵害」とするならば、中日関係に重大な悪影響を與えることになる。それは両國(guó)民がどちらも希望しないことだ。

作者：清華大學(xué)國(guó)際問(wèn)題研究所　劉江永教授

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2009年8月2日