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中國(guó)人民銀行（中央銀行）は26日、「中國(guó)金融安定報(bào)告（2009）」を発表した。周小川総裁が3月に「國(guó)家主権を超えた準(zhǔn)備通貨」の構(gòu)想を提出してから初めて、中央銀行がこの主張を正式に打ち出した。「國(guó)際金融報(bào)」が伝えた。

▽「超主権國(guó)際準(zhǔn)備通貨」の設(shè)立を主張

報(bào)告によると、中國(guó)中央銀行は今後、國(guó)際通貨システムの改革に努め、國(guó)際準(zhǔn)備通貨が「安定した通貨価値、秩序ある需給、調(diào)節(jié)可能な総量」という方向に改善するよう促し、世界の経済と金融の安定を根本から維持していく構(gòu)えだ。主権通貨が準(zhǔn)備通貨であることの內(nèi)在的な欠陥を回避するためには、長(zhǎng)期的な価値安定が可能な、主権國(guó)家を離れた國(guó)際準(zhǔn)備通貨を作り出すことが必要となる。

中國(guó)社會(huì)科學(xué)院世界経済政治研究所の余永定?所長(zhǎng)によると、國(guó)際通貨システムが不安定となっている主因の一つは、ドルが基軸通貨になっていることだ。そのため、新たな國(guó)際準(zhǔn)備通貨によってドルを代替することが、國(guó)際通貨システムの改革における中心的な問題となる。

國(guó)家外貨管理局國(guó)際収支司の管濤?副司長(zhǎng)によると、超主権準(zhǔn)備通貨でドルを代替するにはまず、米國(guó)の賛同を得る必要がある。もしも既得利益を維持するために消極的な態(tài)度を米國(guó)が取るならば、超主権準(zhǔn)備通貨の設(shè)立には大きな困難が伴うこととなる。管氏によると、國(guó)際通貨システムの改革を中國(guó)が積極的に促進(jìn)しているのは、基軸通貨としてのドルを排除?代替するためではなく、限りある可能な改革を通じて中國(guó)の利益を最大限に維持?実現(xiàn)するためだ。さらに國(guó)際通貨システムの改革を通じて、準(zhǔn)備通貨の発行國(guó)とりわけ米國(guó)のマクロ経済政策に対して外部からの制約をかけ、これに対して國(guó)際的な義務(wù)を引き受けるよう求めるというねらいもある。

▽「特別引き出し権（SDR）」を強(qiáng)調(diào)

中國(guó)中央銀行の報(bào)告はさらに、特別引き出し権の役割を十分に発揮するべきだと強(qiáng)調(diào)した。國(guó)際通貨基金（IMF）加盟國(guó)の準(zhǔn)備通貨の一部をIMFが集め、少數(shù)の準(zhǔn)備通貨への過度の依存を弱め、危機(jī)対応と國(guó)際通貨金融システムの安定維持に向けた國(guó)際社會(huì)の能力を高めるねらいだ。

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2009年6月29日